top


 友達?なのはとユーノ+ヴィータ

な「ハイ、ユーノ君、ア〜ン」
ユ「ア、ア〜ン」
なのはがフォークに刺したりんごをユーノに食べさせる。
別におかしい事ではない。
な「美味しい?」
ユ「ング(ごっくん)うん、美味しい」
友達であるはずの二人の周りの空気が、
何故か淡い桃色をしているようなやりとりだが
別におかしくはない。
な「ハイ、もう一個♪ア〜ン」
ユ「ア、ア〜ン」
再びア〜ンを始めた二人を
ヴィ(……何やってんだか)
と、考えながら暇そうに見物しているのもおかしくない。
ユ「ごちそうさま。なのは、差し入れありがと」
な「どういたしまして。それじゃあ、次は食後のお薬!」
何しろココは管理局内の病室であり、
なのはとヴィータはこの病室で入院生活を送るユーノの看病に来ていたのだから。

■ユーノの入院生活いきなり三日目

ユーノは身体のあちこちを包帯でぐるぐる巻きにされていた。
大げさに巻かれているわけではない、
両腕などは自分ではピクリとも動かせないほどの大怪我を負っていた。
そんな自分では食事も取れない彼の看病をするべく、
なのはとヴィータは入院初日から管理局に泊り込んでいた。
な「ヴィータちゃんタオル取って」
ヴィ「へ〜い」
妙に疲れている声で応えるヴィータ。
それもその筈、なのはと一緒に看病を続けているヴィータは
必然的になのはとユーノの桃色空気に当てられ続けていたのだ。
こういう空気は出している本人たちには良いものでも
周りの人間にとっては何とも居心地が悪くなるものであったりする。
もちろん人に依ってはであるが、ヴィータには居心地が悪かった。
それでもヴィータが泊り込んででも看病をするのには相応の理由があった。
ヴィ(居心地悪いけど、あたしの所為だもんな、我慢しなくちゃ)
そう、ユーノが怪我をしたのは原因はヴィータにあった。

それは二日ほど前のこと、ヴィータとユーノはある犯罪組織の施設への攻撃に参加した。

・・・ここからは話せば長いので省略。
別に考えるのが面倒って訳じゃないんです、ただ書いてみたら長くなりすぎただけです・・・

とにかく早い話、
ヴィータぶちキレ、施設にギガント、中にユーノ、ユーノ入院
というコンボが発生し今の状態となった訳だ。

な「フン♪フ〜ン♪」
ユ「ア、ちょ、ちょっと」
な「ここもしてあげるね」
ユ「ウァ!?まっ待ってソコは、弱い」
な「じゃあ、ココとか」
ユ「だ、駄目ェ!」
な「もう、怪我人は暴れちゃいけません!」
ユ「だ、だって、アゥ…ン…ア!」
ヴィ「………アホ」
ただユーノの身体を拭いてやるだけなのにこんな雰囲気になっているのは何故だろう?

最初、なのはは真面目に拭いていたのだが
ユーノに「気持ちいい?」と聞いたなのはに
「うん、気持ち良い」とユーノが返した辺りから雰囲気が変わった。
ユーノの返事に気を良くしたなのはは、
いや、気を良くしすぎたなのはは看護である事を頭から放り出し、
そうした方がユーノが反応するというのを面白がって脇などを業と
触れるか触れないかの微妙なタッチで拭き始めたのだ。
本人もユーノも、もちろんヴィータも気付いていないが
ソレは拭くというより愛撫といったほうが正しかった。
な「フキフキ♪」
ユ「ンァ!み、美由希さんみたいな触り方しないで!」
痛覚を遮断する魔法で痛みはないが、
両腕だけでなく足も負傷しているユーノはなのはから逃げる事も出来ない。
ユーノにとってある意味地獄のこの状況は、
ヴィ「いい加減にしねーと傷口開いちまうぞ」
という看護する側に掛けるとは思えない一言が発せられるまで続いた。



入院話です・・・
少し卑猥な感じになってるのは元々は、
某リリカルなユーノのスレに投降するつもりで思いついたものなんで・・・
怪我の原因もヴィータではなく最初はなのは。
両手を使えないユーノにあんな事やこんな事をして看病を、という話だったんです。
(たしか最初の『とらハ』で主人公がそんな妄想をしてたはず?)
今回は全年齢用に書き直してますが、今後、ひょっとしたらそういう話も・・・
ちなみに全年齢用なんでなのはが拭いているのは上半身だけ、後は看護士がやってます。